AIとIoTの時代、超スマート社会を賢く生きるための、情報科学×空間政策を研究
PROJECT1
グローバル都市圏のイノベーションネットワーク分析
東アジアにおけるグローバルイノベーションネットワークの空間的広がりを分析し、それに基づいた空間モデルを構築する。グローバル化と情報化のもとで、地域の競争力を向上させるためには、地域発展の原動力となるイノベーションを推進することが必要である。本研究はそのためにどのような戦略的政策が有効であるかを探ることを目的とする。具体的にはイノベーションを測るために共同特許の発明者同士のネットワークおよび特許引用ネットワークを対象に、ネットワーク指標分析、ネットワークモデリングを通じて、最終的にイノベーションネットワークの空間モデルを提示し、戦略への提案を行う。
PROJECT2
RESASを利用した地域分析および地域課題から導く事業計画
RESAS とは地域経済分析システムのことであり内閣官房及び経済産業省が運用している、産業構造や人口動態、人の流れなどのビックデータを集約し可視化を試みるシステムである。地方を活性化させるためには大量のデータ( ビックデータ) を用いることが有効でありRESAS はビックデータをわかりやすく使えるフラットフォームである。
都市イノベーション研究室ではRESAS を用いて千葉県富津市の金谷というまちについて分析を行い、戦略を作り出した。
PROJECT3
地域活性化活動:しんゆりマルシェへの運営参加
しんゆりマルシェとは
新百合ヶ丘は、緑の丘陵に囲まれた芸術文化の香る街といわれている。幅広い年齢層の人々が集い、交わり1日を楽しく過ごせる場所とするため「しんゆりマルシェ」が開催される。マルシェは、フランスで朝市を表す言葉であるがこのイベントでは「アートと食の祭典」をテーマに開催し今年で4年目となる。また、マルシェでは10以上の大学がさまざまな形で参加しており、よりいっそう活気づける。
準備から運営参加まで
私たちは、マルシェのコンシェルジュとして会場を案内するためのインフォメーションセンターを、人々の交通量の多いところに設営し、パンフレットの配布などを行い、主催者側の開催情報を的確に来場者にお知らせする。また来街者の場の意向、マルシェへ満足度を把握するためのアンケート調査も行った。その運営準備として、Google maps を利用した会場情報の作成・インスタグラム、
Facebookの広報・しんゆりマルシェの満足度及び新百合ヶ丘まちづくりに関するアンケートの作成を行い、運営参加としてマルシェを盛り上げることができた。
このイベントを通じて、普段関わることがない他大学との交流やワークショップや、マーケットで新百合ヶ丘の素晴らしい芸術に触れ大変貴重なイベントであると感じた。
PROJECT4
街の見る目の構造化を通じたまちづくり
「まちづくりの専門家はどのようにまちを見て,診断し,分析しているのか? そして,その暗黙知となるノウハウをどうやって次世代の人材へ伝わっていくのか?」
実際のまちにおけるフィールドワークは都市工学・都市生活学部での重要な教育プロ
グラムである。しかし、今までは、フィールドワークから得られるノーハウなどは、人が人に伝えるのみの定性的な情報として扱われてきた。そこで定量化を通じて、今後、効率的に伝えるためのツールとして開発を行う。